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ロシアから電話/Back In The U.S.S.R. [Blogs]

何年か前のこと。オフィスの人影もまばらになり始めた夜の8時頃、
会社で仕事をしていると電話がかかってきました。

「私、××× ××× と申します。こちらは、ITのセクションかしら?」

なまりのある英語をしゃべる女性からのお電話。
耳慣れないお名前で、聞き取れず。どこの国の人だか見当も付かず。。。

Akira: いいえ、違いますが。

女性: ITの担当の方とお話したいのだけど

セールスか、ヘッドハントか? 面倒くさいなぁ…

Akira: どういったご用件でしょうか?

女性: 2月3日の土曜日に、キエイヨ プラッザ ホテール で、ROBOT ××× を開催するので、ご案内を差し上げたいの。あなた、キエイヨ プラッザ ホテール ってどこにあるかご存知? 私も、金曜日から、初めて日本に行くのよ。

ずいぶんとフレンドリーなお方。。。
ROBOTってことは、先端技術だから、そこそこ大きな会社なのかな…?

Akira: 京王プラザホテルですね。都心の大きなホテルですよ。ちょっと待ってくださいね。今、IT部門の電話番号を調べますから、そちらにかけ直して下さい。

女性: このまま電話を転送してもらえないかしら。

Akira: ビルが違うから転送できないんだ。ごめん。ちょっと待ってね。

もともとビジネス英語の身についていない私も、だんだんともだち口調に…

( 沈 黙 )

女性: あなた、日本人?

Akira: そうだよ。なんで?

女性: 英語圏の人と話しているみたいだったから…お名前は?

Akira: 名前は Akira、純粋な日本人だよ。

女性: 日本には "Akira" っていう名前が多いのね。今日だけで4人の Akira に会ったわ。あなたが5人目よ。たぶん。

ちょっとそれは多すぎだろ。

Akira: よくある名前だけど、5人は多いね(笑)。いったい何件、電話したの?

女性: 忘れたけど、1日中電話してるわ。

すでに、ITの電話番号の調べはついているのだが…
この人、完全におしゃべりモードに入ってる。ところで…

Akira: あなたはどこから電話してるの?

女性: ロシアよ。IBM RUSSIA に勤めてるの。

Akira: IBM ロシア! それでIT担当と話したかったんだね。

女性: あなたはITとは関係ないの?

Akira: ボクがいるのは●●部。残念ながらITとは関係ないねぇ。

本当は、そうでもないのだが…

女性: そう、残念ね。 でも、いいわ。せっかくだから、あなたイベントにいらっしゃいよ! 私も、会場にいるからお会いしましょ!

おいおい。

Akira: (笑) ロボットなんて分かんないよ。それに、こんなとこでおしゃべりしていていいの?

女性: これが国際電話だってことは十分わかってるけど…私、日本に行くの初めてなの…おヒマだったら顔出してね。

おいおい、その “私、日本に行くの初めてなの…” はなんなのさ。

Akira: アハハハ

なんだか、日常的には有り得ない状況に笑い出してしまいました。
突然、ロシアからかかってきた電話で、コールドコールに飽きた女性と無駄話して、
なんだかちょっとあやしい雲行きになっているのだから、笑うしかないですよね。

女性: なんで笑うの。わたし、なんかおかしなこと言った?

Akira: いやいや、なんだかちょっと可笑しくて。。。

女性: ねぇ、なんで笑うの?

Akira: ゴメン、ゴメン。ITの電話番号お伝えしますね。+81-3-5●●●-●●●●

女性: もう……ありがとう。かけてみるわ。さようなら。

Akira: Good Luck!

ふぅ。こんなこともあるんだな…と思っていたら、10分後にふたたび電話がかかってきました。

「Akiraさん、お願いします。」 ― また同じ女性。

Akira: 番号違ってた?

女性: いいえ。つながっただけど、担当の人につないでもらえないのよ。

Akira: そう。

女性: 誰か、ひとりITの方の名前を教えてもらえを教えてもらえないかしら。

Akira: 残念ながら、それはできないなぁ。

女性: どうして?

Akira: 会社のポリシー (社内ルール) だから。

とっさに、ポリシー というIT用語を選択。

女性: そう。ポリシーなの。。。だから他の会社でもなかなかつないでもらえなかったのね。。。

Akira: そうだね。同じポリシーを持っている会社は多いだろうね。

女性: そう。残念ね。ありがとう。

Akira: Good Luck! Bye.

さすがに、ちょっとションボリしたご様子。
しかし…きっと 「ポリシー」 という単語の選択が、予想以上に功を奏したのでしょうね。
おしゃべりモードのときとは打って変わった往生際のよさでした。

さすが IBM! 妙に感心してしまいました。

結局最後まで名前の分からなかった彼女は、日本を満喫できたのでしょうか???
大変そうだったけど、がんばってくださいね。

帰宅時には、これを口ずさんで寒さをしのぎました(笑)。

Back In The U.S.S.R. - Billy Joel
http://youtu.be/M0NyXmfEykM
>> 歌詞: Back In The U.S.S.R.

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  • アーティスト: Billy Joel
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